教授メッセージ

古川教授メッセージ

CEO

Welcome to Furukawa Laboratory!
医学・生命科学に興味を持っているヒト、何か研究してみたいヒト、古川研究室を訪問してみませんか?
 私達の研究室では、癌や認知症など原因が不明でいい治療法がない「難治疾患」に正面から立ち向かって、どのように病気が始まるのか?なぜ病気がどんどん進行するのか? 進行を止めて直す方法はないのか? どうしたら難治疾患を予防できるのか?について研究を進めています.
Why we challenge cancer treatment?
とくに、癌については、年々、患者が増えているにもかかわらず、よく見られる肺癌、胃癌、大腸癌、肝癌、膵癌などに対する有効な治療法がなく、進行すると打つ手がない、という現状です。近年、癌の発症メカニズムの理解は大きく進みましたが、分子医学の成果を診断や治療に十分に活かす研究が求められています.
Overcome malignant cancers via host defense system!
最近の研究結果から、様々な癌もアルツハイマー病などの神経変性症も、考えられていたよりもずっと前から(10~30年)、病気が始まって次第に進展してくることが分かってきました。その過程で、進展をくい止めようとする私達の宿主の防御システムが懸命に戦っており、戦い敗れて本格的な病気が発症してくることが分かりました。つまり、防御システムの強化が有効な予防・治療法に繋がるといえます.
From genome to mouse (and human)!
私達の研究室では、おもに細胞膜で働いている機能分子、糖タンパク質や糖脂質の役割、合成と発現、他の分子との相互作用、生成するシグナルとその結果としての細胞の性状変化(運命)などを解析しています。そのために、DNAやRNA、タンパク質、糖脂質などの分子の解析とともに、培養細胞やマウス等の実験動物を用いた、広範な研究を展開しています。
Seeing is believing!
このような難治疾患の研究に興味を持っているヒト、研究してみたいヒト、研究室をのぞいてみたいヒト、是非、古川研究室を訪問してみて下さい.
特別の知識や、特殊な技術は必要ありません. コツコツと地道に積み上げていけば、成果が後からついてきます. 皆さんの若いエネルギーに期待しています.

連絡先:0568-51-9512, or 0568-51-9253, E-mail: koichi@isc.chubu.ac.jp


経歴

1949.9.16 生
 
1975.3
名古屋大学医学部卒業
1975.5
名古屋市立東市民病院研修医
1976.4
国立名古屋病院内科研修医
1980.10
名古屋大学医学部付属病院第一内科医員
(白血病細胞、血小板表面抗原の解析)
1982.5
名古屋大学医学部付属病院分院内科医員
1984.1-1988.9
ニューヨークスローケタリング癌研究所研究員
(癌特異抗原、酸性糖脂質の解析、K.O.Lloyd博士)
1988.10
長崎大学医学部腫瘍医学教室助手
1990.4
同上講師
(糖転移酵素遺伝子の単離と糖鎖の生物学的機能の解明)
1991.12
同上助教授
1997.3
名古屋大学医学部生化学第2講座教授
2000.4
名古屋大学大学院医学系研究科分子総合医学専攻生物化学講座
細胞化学分野教授
2015.4
中部大学生命健康科学部スポーツ保健医療学科教授